アニメごろごろ

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戦争に勝利したとしてもマグノシュタットはもう駄目かもしれない

マグノシュタットはレーム帝国との戦いで一級魔導師89名、二級魔導師161名が死亡。ファナリス兵団による虐殺や巨大魔法道具の使用により、一般兵と五等国民は少なくとも何十名かは死亡しています。この一級魔導師というのが一等国民、つまり上級魔導師を指しているのであればマグノシュタットは500名しかいない上級魔導師の2割近くを失ったことになります。上級魔導師はただの兵士と違い研究等も行っているので、彼らの死亡がもたらす損失は長期的に見てもかなり大きいと思われます。上級魔導師が1名死亡するということはレーム帝国における火薬兵器等の開発者と百名以上の兵士が死亡するのと恐らく同程度の損失なので。

これだけの犠牲を払いながら敵国に与えた傷は浅い。巨大魔法道具の活躍もありレーム帝国の一般兵を数百名程度葬ることが出来ましたが、ファナリス兵団に対しては痺れさせただけで恐らく殺せてはいないでしょう。煌帝国の被害はレーム帝国以上に小さく、今のところ金属器使いなど敵国の主力は倒せていません。戦死者数だけでいえばマグノシュタットの方が少ないかもしれませんが、国家の規模や亡くなった者の質を考えれば、被害が一番大きかったのは間違いなくマグノシュタットです。

詳しくは描写されていないので五等国民がどの程度死亡したのかは分かりませんが、今後徴収出来る魔力量が減ることは目に見えています。そうなると食料やら何やらの生産力が落ちてしまい国力は低下するでしょう。またモガメットが五等国民の前で魔導師以外はどうでもいいと宣言してしまった事で、五等国民が大人しく魔導師に従わなくなる恐れがあり、もしかしたら反乱を起こすかもしれません。仮にこの戦争で敵国を退けたとしても、なんかもう色々と取り返しのつかない事になっているので、マグノシュタットに明るい未来はこないのではないかと不安が過ります。