アニメごろごろ

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アニメ版から良識あるムスタシム国王がアニメでは消された件について


「魔導士とはなんとも便利な種族だな」と言われてモガメットが非魔導師に絶望する場面。ここは原作だと後の革命で殺されることになるムスタシム国王が魔導師を道具扱いする連中を見て、不満そうな顔をしているのですが、アニメだと無くなっていますね。ちなみにそこで描かれているのが若い頃のムスタシム国王だというのは明言されていませんが、髭と鼻と髪型等から同一人物だというのはほぼ間違いないです。

あそこでムスタシム王がああいう表情で描かれていることは、地味ですが結構重要だと思うので削られたのは残念です。あそこでムスタシム国王が魔導師のことを大切にしていることが分かるのとそうでないのでは、革命でモガメットがしたことの意味が少し変わってきてしまいますからね。

数十年前のムスタシム国王は酷い人間だったかも知れませんが、革命時のムスタシム国王とは分かり合えた可能性がありました。あそこでモガメットが非魔導師を軽蔑せずに向かい合っていれば、革命は起きずドゥニヤも殺されるようなことは無かったと考えるとやるせないですね。