アニメごろごろ

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改善されたライトノベルのタイトル

ライトノベルのタイトルが編集者に余計な口出しをされて改悪される話は時々聞きますが、改善されたという話はいまいち面白味が無いので耳にする機会は少ないです。そこでたまには改善されたと思えるタイトルを挙げてみようと思い立ち記事を書いてみました。下に書いてあるのは新人賞受賞作の受賞時と刊行時のタイトル、括弧内の方が刊行されたものになります。


夢見るままに待ちいたり(這いよれ! ニャル子さん

日曜の人達(神さまのいない日曜日

電池式(電池式 君の記憶から僕が消えるまで)

学校の初恋(108年目の初恋。)

全ては授業参観のために(蒼穹のカルマ

俺が教官で、彼女たちが魔導師候補生だと……そんなまさかっ!(空戦魔導士候補生の教官

ニートなボクが魔術の講師になったワケ(ロクでなし魔術講師と禁忌教典

ボッチの帝王学 経営学を極めた俺様が女ばかりの異世界では家畜扱いなんですけど!?(マネー&ウィズダム 美少女商会の異邦人)

魔法士物語(ウィザーズ・ブレイン

無限大ゼロ(インフィニティ・ゼロ

アンチリテラルの数学(アンチリテラル数秘術師)

せんせいは何故女子中学生にちんちんをぶちこみ続けるのか?(インテリぶる推理少女とハメたいせんせい

みークルズサジェスチョン ポリッシュアップルズ(悪魔のミカタ 魔法カメラ)

それは、ついんてーるの異世界俺、ツインテールになります。


こうして見ると受賞時にはジャンルに適していないタイトルや内容が想像出来ないタイトルが幾つかありますね。「夢見るままに待ちいたり」はヒロインがニャルラトホテプかどうかもコメディかも分からないですし、これに関しては大多数が改題して正解と考えるのではないかと思います。

「電池式」はこれだけでは切ないラブストーリーなのかが伝わりませんし、「アンチリテラルの数学」は異能力バトルものらしさが足りないですね。「それは、ついんてーるの異世界」はツインテールが物語世界で重要な事は分かりますが、異世界と付けたせいで地球が舞台の作品には見えず、主人公がツインテールの美少女に変身する設定も見えません。

「俺が教官で、彼女たちが魔導師候補生だと……そんなまさかっ!」が「空戦魔導士候補生の教官」に改題されているあたり、「ギフトゲーム」が「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」にされた時のように編集者から文章系タイトルに変えられるばかりではない事が窺えます。

それにしてもどうして「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」はこんなタイトルにされたのか。まさかこんなコメディみたいなふざけたタイトルから永久機関ディストピア、立体交差並行世界論、黒死病の蔓延とか難しい話がされるとは誰も思わないですよね。タイトルとストーリーのギャップの大きさではトップクラスな気がします。