「ソードアートオンライン」の人気投票ではアスナ(血盟騎士団副団長)、アスナ(ウンディーネ)、アスナ(創世神ステイシア)、結城明日奈という風に姿が違えば同じキャラでも別のキャラ扱いされます。中身は同じでも姿により順位に差があるキャラは多いのですが、桐ヶ谷直葉とリーファだけは１８位に２０位と順位に開きがありませんでした。その要因には何があるのか。
登場時期と出現率が大体同じ
リアルとゲームどちらの姿も同時期に現れ、出番にもあまり差がないのが直葉の特徴。そこがゲームでの姿が中心のＳＡＯ生還者達とは違います。均等に出番があると読者はどちらか片方だけが記憶に焼き付き、片方だけに思い入れがあるという状態にもなりづらいので、直葉とリーファのどちらに投票するか選ぶ時の決め手が乏しいんですよね。ある意味どちらでも構わないので、極端に票が分かれたりもしない。
逆に桐ヶ谷和人なんかは初登場から２巻まではほぼキリト(黒の剣士)として活躍していましたから、読者は和人よりもあちらの方に魅力を感じますし、馴染みもあるのであまり悩まずにキリト(黒の剣士)に投票します。それがキリト(黒の剣士)が４位、桐ヶ谷和人が２２位という結果に繋がっていそうですね。
ゲームでもリアルでも振る舞いが変わらない
ゲームでの姿とリアルでの姿が同時期に登場する事を順位が近い要因として先程書きましたが、それがあるからといって必ずしも順位が近いとは限りません。それはシノン(スナイパー)こと朝田詩乃とユウキこと紺野木綿季の順位に表れています。シノン(スナイパー)とユウキはトップ３にランクインする程の人気がありますが、朝田詩乃は１１位となり紺野木綿季は３０位より下になります。
彼女達はゲームでは凄腕のプレイヤーとして注目されていますが、リアルではゲームでの華々しい活躍からは想像も出来ない程の弱者。クールなスナイパーであるシノンはリアルでは臆病で苛められる眼鏡っ娘、元気で明るいボクっ娘のユウキはリアルでは手足も痩せ細った病弱な少女。この落差が順位にも影響を及ぼしていると考えられます。作風的に強さはキャラの魅力として重要なところですから、リアルでは弱々しい詩乃と木綿季には票が集まり難いのでしょう。
これに対して直葉はゲームだろうとリアルだろうと変わりません。どちらでも強いですし言動もそのままです。ぶっちゃけ直葉とリーファは外見以外は違いがないに等しいですからね。これが直葉とリーファの票数に大差がつかなかった大きな要因になるのではないかと。
