アニメごろごろ

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「アイカツフレンズ」憧れの人と混ざり強くなる友希あいね

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皆に愛される友希あいね
友愛を万人に向けられる友希あいね。彼女は公式サイトに「優しい心を持つ」と書かれるだけあって、悲しい目に遭った白百合姉妹やココを見て涙を流すなど、歴代の主人公と比べても飛び抜けて優しいアイドルでした。

それまでの主人公の長所が困難に立ち向かう諦めない心であるとしたなら、あいねの長所はアイドルに不可欠な人の為に何かしてあげたいという優しい心になるでしょう。余談ですが「優しい」とキャラクター紹介で記載される主人公は、現時点であいねとノエルのみになります。

 

優しい心を持つあいね。その特徴は本編にもしっかりと表れていて、彼女は周囲の人達に優しくして愛されるのみならず、迷惑をかけて叱られることも少ないです。

初期のゆめやらきは仕事現場に勝手に侵入したり、失礼な態度を取って厳しく叱られることがあるのですが、人に気を使えるあいねにはそうした描写は見られません。

叱られる時はファンの為に無理して体調を崩したり、ミライに無茶な要求を出されて諦めそうになった時。ファンの反感を買いそうな知名度を高めるネタ動画を投稿せず、あいねがあいねらしく振る舞っていれば、問題が起きることはまずありません。

 

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意外と落ち込みやすい女の子

あいねは上で述べたような良い子ではあるのですが、性格的に欠点が無い訳でもなくて「明るくポジティブ」と書かれながらも暗い面を持っています。

第4話のデザイナーに会えない為にマイブランドが決まらないといったアンラッキーな状況では微塵も落ち込みませんが、大きなステージの前や幼い頃の勇者の橋のエピソードを見れば分かるように、勇気や自信が足りなくて落ち込む姿は多いです。その所為でオーディションで初めて会った舞花から注意されています。

あいね「やっぱり私がこんな大きな仕事のオーディション受けるなんて無謀だったのかなあ。」

舞花「そんなつまんない顔、見てる方が白けるよ。」

友達を助ける為なら「どーんとコイ」と強気でいられますが、自分自身のことになると途端に弱気になってしまうんですよね。

本編で言及されてはいませんが、あいねが頻繁に人を褒めている背景には、自己肯定感が弱くて他の人が輝いて見えることもあるのかもしれません。この辺はかぐやと似ているのではないかと個人的には思っています。

 

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湊みおから受け取った力

さて、その様に弱気で自信を持てないあいねですが、向上心の塊と呼べるみおと接する内に変わっていくことになります。

みおとフレンズを組む為にランニング100万kmを目標に掲げ、その後も足を引っ張らないようにアイカツに励む。例えるならあいねにとってみおの存在は、ほんわかしているあいねの気を引き締めて向上心を与える差し色。

ロールモデルを見つけてからのあいねは、序盤の友達100万人を作ろうとしていていた頃と比べて、夢を叶える努力を意識するようになります。

あいね「ごめん。私、みおちゃんの方がデザインが得意だからって全部任せちゃってた。」

あいね「みおちゃんのレベルに全然届いてないけど、全力のみおちゃんに私のありったけの力で食らいついていくから。」

それだけではありません。以前は他人の力を借りてばかりで自分に力はないと感じていたあいねですが、その人を巻き込む力がトモダチカラという唯一無二の才能であることを教えられます。

尊敬するアイドルから特別な才能を認められ、更にはライバルとして対等に見られるようになる。その出来事が一体どれほどあいねに力を与えるのかは語るまでもありません。

 

友希あいねはどーんと打てば響くアイドル。1話でフレンズアピールを出せたのは、鬼教官と化したみおの頼み事を成功させる為に必死に努力したおかげでした。みおに期待された分だけ力を出せるようになり、それがあいねの心身を強くして彼女に自信を与えます。

そうしてダイヤモンドフレンズになるまでに成長した彼女の姿を描いた楽曲が恐らく「窓-ココロ-ひらこう」になるのでしょう。向上心を身に付けた新たなあいねらしさを感じる良い歌だと思います。

窓-ココロ-ひらこう

「上に上に上に上に上に行こう行こう行こう一緒に行こう」

「このうれしいはひとりじゃ生まれなかったよ」

 

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