劇場版がテレビアニメの単巻平均売上枚数と比較して何倍売れるのかを簡単に計算しました。テレビアニメの売上枚数にはＢＯＸは含んでいません。テレビアニメが２期や３期と作られていた場合、劇場版公開から最も近い時期に放送された作品の売上枚数を参考にします。一般消費者が知る事が可能な売上枚数の数字が正確性に欠ける為に、計算結果がそこまで信頼に値するものではない事はご了承下さい。
平均すると劇場版はテレビアニメの３倍は売れる。相関係数は0.85とそれなりに高めですから、テレビアニメが売れていれば劇場版も売れると考えても問題はないと思います。
「マクロスＦ」と「タイバニ」はテレビアニメと劇場版の売上枚数が大して変わりませんが、「ハルヒ」と「サイコパス」はテレビアニメの６倍以上の売上枚数を叩き出しています。「ハルヒ」の劇場版がテレビアニメの何倍も売れたのは、劇場版が物語と映像が共に優れた作品である事が要因ではありますが、エンドレスエイトのせいでテレビアニメが売れなかった事も大きな要因にある気がします。
「なのは」の劇場版は物語的には２期のリメイクなので売れづらそうなんですけど、映像の綺麗さがテレビアニメの時とは雲泥の差なおかげで４倍も売れたみたいです。劇場版の売上枚数を調査して感じたのですが、劇場版は２期や３期よりかは売上枚数を予測するのが簡単に見えます。
２期は１期を越える質の高さにしても売上枚数が半減する場合も多いですけど、劇場版は売上枚数が大抵は２倍から４倍と大失敗する事は稀。来月発売予定の「ガルパン」はネット上では１２万枚売れたという記事が書かれるのではないかなと。最近劇場版が増えてきたのは採算が取れるかどうかの予測が立てやすいと判明したからなのかもしれないですね。
