- 作者: 渡航,ぽんかん(8)
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/04/18
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (26件) を見る
こうなったのは移動中にパレードの進路確保の為のロープが張られてしまい、それにより由比ヶ浜や葉山達と分断されてしまったからですが…本当にそれだけが原因なのでしょうか。もしかしたら二人きりになったのは由比ヶ浜が狙ってやったことなのかもしれません。
そう考える理由は由比ヶ浜が置いて行かれた二人を待たずに乗物に乗ったことと、二回目に電話をかけた時には何故か出なかったことです。個人的にはあの友達想いの由比ヶ浜が仲直りして間もない状態のヒッキーと雪ノ下に対して、二人を放置して先に行ってしまうなんて冷たい行動を取るとはちょっと思えないんですよね。まあ葉山達の都合も考えて先に行かざるを得なかったなら話は別ですが。
話を戻しますが由比ヶ浜があえて二人を待たない理由があるとすれば、それは多分二人きりの時間を作って上げたかったからでしょう。もっと言えば二人が仲良くなることを望んでいたのではないかと。そうなりやすい状況は作られていましたしね。
二人で乗ることになったスプライドマウンテンですが、これは雪ノ下の苦手なコースター系です。当然雪ノ下は不安になるわけですが、そんな状態でヒッキーと一緒に乗ると吊り橋効果も期待出来ると思います。それを由比ヶ浜は狙っていたのではないでしょうか。コースター系が苦手なことはスペマンで隣に座っていた由比ヶ浜なら気付いていそうですしね。
まあぶっちゃけこの仮説は自分でも深読みのし過ぎかなと思ってはいるのであまり真に受けないようにして下さい。
ただ由比ヶ浜は過去にさりげなく戸部の恋を応援していましたし、雪ノ下のこともそうやって応援することは有り得るんじゃないかと。そういう可能性を考えながら読むと、302ページの由比ヶ浜の態度とかもまた違うものに感じられます。