アニメごろごろ

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相手の本性を曝け出させるのが得意な比企谷八幡


うわべだけの人間関係を嫌悪して本物を欲する比企谷八幡
そうした本物を求めてしまう性格を反映するかのように、ヒッキーを相手にする者は自分の本性を曝け出してしまいます。葉山や陽乃や一色といった人前では本性を隠そうとする人達もヒッキーの前ではついつい本音で話します。
こういう風に接してしまう理由は色々ありますが、その中の一つにヒッキーが弱者だからというのがあると思います。

もし三浦の様なスクールカーストの頂点に君臨する人間に対して攻撃すると、本人から反撃されるだけでなく周囲からもはぶられて自分の居場所を無くしてしまう恐れがあります。具体的に言うと相模を批判した事でクラス中から中傷されたヒッキーのようになりかねない。
しかしスクールカーストの底辺に位置する人間を攻撃した場合にはこの心配は必要ありません。底辺にいる人間には誰も味方がいないので叩いたところで反撃される恐れが少ないですし、その弱者を攻撃すれば周囲の人間も一緒になって攻撃し始めますからね。

コミュニティ内で生きている者同士は自分が他人からどう思われるかを気にしながら行動するので、良くも悪くも素の自分を簡単に見せたりはしませんが、コミュニティ外に生きているヒッキーに対してはそういうことを気にする必要ないです。
ヒッキーの前で何をしようと自分の属するコミュニティには影響してこないので、攻撃したところで自分の立場が脅かされる心配はない。折本の様な性格の悪い人間がそうした状況に置かれると、ついつい攻撃してしまいその醜い本性をいとも簡単に晒してしまいます。
攻撃対象になりやすいヒッキーはそうした相手にモラルがあるのかを試すフィルターとしての機能を持っています。そんなヒッキーと一緒にいても嫌なところをあまり出さない人間は、よっぽど演技が上手いか根が良い奴なんだと思います。