アニメごろごろ

楽しんで頂けたらツイートなどしてもらえると喜びます。

「アイカツフレンズ」6cmより上の景色に辿り着くクールでストイックな湊みお

f:id:taida5656:20200202185133p:plain

あおい+ローラ=みお

1月6日の色の日に生まれたマテリアルカラーの湊みお。熱狂的なラブミーティアのファンという奇抜独特な姿が取り上げられがちですが、頭脳を駆使してトップアイドルの座を手に入れた努力家の主人公でもあります。

過去作品の主人公であるあかりやゆめには、あまり深く考えずに尊敬するアイドルを真似する場面が見られましたが、みおは最初から自身の長所を活かせるオリジナルな道を探して進んでいました。

みお「アイドルになる前から決めてたの。自分だけのブランドを立ち上げてアイカツしようって。」

そのことはデビュー前に自分に合う服を店員の反応から考える姿、デビュー後にファッション関係の動画を投稿して知名度を上げる姿に表れています。本気で頂点を狙っているからこそ、闇雲に他人を真似するような道は選びません。ひたすら思考を続けて解を導き出します。

f:id:taida5656:20200202185243j:plain

アイドルオタクなどをする中で培われた豊富な知識、エリートの両親から受け継がれた芸術分野の才能。みおはあおいとローラの長所を併せ持ち、それらの長所と長所のコンビネーションにより、スターハーモニー学園の頂点にまで上り詰めました。


あいねが初めて憧れたアイドル
基本的に無駄な時間は過ごさない。みおは仕事で手が空いた時は学校の勉強を行い、街を歩く時もデザインのヒントを探します。

アイカツオンパレード」ではスターズ世界に転移したことに不安を感じながらも、誰より早くコラボステージを披露する逞しさを見せました。ピンチをチャンスに変えていきます。

同世代のアイドルと比べて抜きん出た力を持ちながら、現状に満足することなく更に上の景色を目指す。その向上心が魅力の一つであり、あいねがみおに憧れた理由もそこにあります。

みお「私も負けたことを無駄にしたくない。これはピュアパレットを見つめ直すチャンスだと思うことにしたわ。」

 

あいね「それでこそみおちゃんだよ。私、そういうみおちゃんに憧れてアイカツしてきたんだもん。」

あいねがぼんやりと友達100万人を作る夢を抱いていた人とするなら、みおは友達100万人を作る為にアイカツして人気者になる方法を思い付くような人。具体的な手段まで考えた上で邁進する真剣な姿は、あいねにとって輝いて見えたことでしょう。

f:id:taida5656:20200202191542j:plain

みおはそれ程の凄い人であるのですが、ラブミーティアを超える為には彼女一人の力では足りません。みおが6cm上の景色まで見えるようになったところで、162cmのカレンが見ている景色は更に1cm上。乗り越えるべき壁は高い。

 

6cm上より楽しい景色
ラブミーティアを超える夢を抱くみお。彼女を磨いて輝かせたパートナーのあいね。みおに与えた影響は色々と挙げられるかと思いますが、その中で特に見るべき点として視野を拡げたことが挙げられるかと思います。

みお「いつかダイヤモンドフレンズになる為には、どんなステージも決して無駄にはしたくない。」

無駄なステージを行わないようにしながら、効率的に成長を続けていく。その選択は正しいかもしれませんが、心にゆとりはあまり見られません。それがあいねと関わる内に変わります。

あいね「折角だから回り道も楽しもうよ。」

 

みお「私、目的地に早く正確に着くことばかり考えてた。」

みおにとってのあいねは、カレンにとってのミライ。勝利を求めて上ばかり見てしまう時、周囲に目を向けさせてくれる人。みおの楽曲に使われる「景色」にも、そうした考え方の変化は感じ取れます。

6cm上の景色

「6cm上の景色見たらイマチェンの予感 知らない未来を知りたいの」

 

そこにしかないもの
「ちょっとくらい回り道そこにしかない景色 きっとマイペースでいいんだよ」

 

セカイは廻る

「Ah-La-Ah-La-Around なんて特別な景色だろう ほら一面彩る」

無駄に思える回り道でしか見られない景色。あいねがみお一人では得られない刺激を沢山もたらし、みおの発想力を高めていくことになります。そうすることでピュアパレットは成長してきました。

 

友達+友達=無限大
相手に遠慮して距離を置く。みおはコミュニケーション能力に問題を抱えていましたが、あいねと一緒に過ごすことで変わっていくようになります。その変化が明確に表れているエピソードが、チョコミントカロンのCM。

第8話のみおは思い付いたアイディアを実行する人員の確保に頭を悩ませていましたが、その時は幸運にも相談に乗ってくれたエマの方から協力を申し出てくれました。

そして舞花、あいね、アイドル科の生徒全員と協力者の規模が大きくなり、マカロン音頭は大成功を収めました訳ですが、もしもエマがいなければブームは起こせなかったかもしれません。その点で運に助けられたと言えるでしょう。

f:id:taida5656:20200202193835j:plain

この話に対して第44話のみおは運に頼りません。ここでは自分から積極的に協力者、しかも男の子を探して声を掛けていきます。あいねとフレンズを組む前には考えられない大胆な行動ですね。

みお「能登かがみくん。あなたをスカウトします!」

この行動力の差は大きいです。元々、素材と素材を巧く組み合わせていたみおに、自力で素材を集める力まで備わる時に何が起きるのか。それは選択肢が格段に広がることを意味します。

あいねの影響を受けて世界を広げる度、発想力と実行力は増していき、ゆくゆくはビッグバンを狙って起こせるようにもなるでしょう。みおがあいね以外の子と組んでいた場合、きっとここまで積極的な性格にはならなかったと思います。

ラブミーティアはアイドルの育成に注力するようになりましたが、彼女達に憧れたみおはダイヤモンドフレンズとなった後に何に取り組んでいくのか。将来が楽しみですね。

taida5656.hatenablog.com