アニメごろごろ

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データから読み取るアイカツシリーズの人気曲

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アイチューブで公開されているミュージックビデオの再生回数を調査してきました。集めたデータから再生回数が伸びやすい曲、伸びにくい曲の差など見てみましょう。グラフはアイチューブに投稿された順番で並べてあります。

 

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100万回突破が常識の全盛期

最も輝いていた頃はプリキュアシリーズの売上を越えていたアイカツシリーズ。1年目が放送されていた頃のMVは、100万回を越える曲が半分以上でした。

その中で最も多く見られたのは、女児アニメらしからぬ曲調でありながら、女児からも絶大な人気を誇る「硝子ドール」。その再生回数は400万回を越えています。

この結果に関して「硝子ドール」を歌っている藤堂ユリカの人気が影響している部分は勿論あるでしょう。しかしユリカの「永遠の灯」が同時期の曲と比べて大きく差をつけていないことから、単純にキャラの人気だけという訳では無いようです。

再生回数が次に多かったのは、1話でトップアイドルの神崎美月が披露した「Move on now!」。ただし、MVで踊っているのは、どういう訳か紫吹蘭なんですよね。昔はこういうことが時々ありました。

 

ドラマ回の挿入歌は伸び悩む
再生回数が他より少ない「新・チョコレート事件」は、ドラマ回で流された曲。こちらはステージで流れされる曲と違って、あくまでドラマの添え物みたいな扱われ方になります。

この手の曲は視聴者の思い入れが少ないのか、MVも再生されないようです。下記のグラフに載せてある「Sweet Heart Restaurant」も「ロンリー・グラヴィティ」も「ラブリー☆ボム」も大して伸びません。

 

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突然投稿される古い曲
再生回数が異様に少ない「KIRA☆Power」や「Angel Snow」。何故ここまで少ないのかというと、両方ともアニメで使用されてからアイチューブに投稿される迄、数年が経過しているんですよね。

アニメ初披露日とMV投稿日の間隔が、2ヶ月以内であれば再生回数に影響を与えることはあまりないのですが、流石に1年以上も空いてしまうと確実に数字に表れてしまいますね。

上記のグラフで再生回数が40万回に達していないのは、ドラマ回の挿入歌か数年前のステージ曲が多く、それ以外で伸びなかった曲は「サマー☆マジック」や「Pretty Pretty」といった極一部。


氷上スミレの安定感
残念ながら「サマー☆マジック」に「ハローハロー」と新条ひなきの持ち曲は伸びませんでしたが、氷上スミレの「エメラルドの魔法」や「いばらの女王」は中々いい数字を残しています。彼女は歌の道を選んだアイドルなので、この結果は非常に喜ばしいですね。

176話で視聴者の記憶に強く刻まれた「いばらの女王」は100万回突破。ブームが落ち着いて作品の人気が落ちる中、これ程の成果を出せたスミレに称賛を送りたいと思います。

 

f:id:taida5656:20180930143338p:plainストーリーが再生回数を左右する
アイカツスターズ」はS4の頂点に立つひめが魅力的に見えるように、彼女の持ち曲の「スタートライン!」に特に力を入れていました。そしてスタッフの狙い通り、再生回数は80万回と「アイカツスターズ」では上位の数字を残していきました。

この作品はそうしたコントロールが本当に見事なもので、スタッフの予想に反して人気が出てしまった曲というのは、前作より少なかったように思います。

香澄姉妹の「Summer Tears Diary」、ゆめとローラの「POPCORN DREAMING」、ゆめと小春の「Message of Rainbow」。頻繁に再生されているものは、盛り上がるシーンで使用された曲ばかり。これは「アイカツ」にも「アイカツフレンズ」にも見られない特徴と言えるでしょう。

 

視聴者の心を掴んだ2年目
アイカツ」時代の傾向として、作品の長期化による人気の低下に伴い、再生回数は減少する傾向にあり、新展開に突入する時期のMVは視聴者の期待が高まるおかげで、再生回数が一時的に伸びていました。

その流れ的に「アイカツスターズ」の2年目も再生回数が伸びるのは前半のMVだけで、平均すれば再生回数は減少するところです。ところが2年目の再生回数は、下がるどころか逆に上がっているんですよね。

1年目は約49万回、2年目は約57万回。「スタートライン! 月のドレスver」や「Miracle Force Magic ローラver」等の重複曲を除き、単純に新曲の平均を計算すると上記の数字になります。

アイカツ」が好きだったから「アイカツスターズ」を惰性で見ているのではなく、「アイカツスターズ」が好きでたまらないから見ている。そういったファンが増えていなければ、この様な結果にはならなかったでしょう。これは覚えておきたい貴重な情報ですね。

 

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友希あいねと湊みおの実力差
作中でみおの動画は100万回を越えるのに、ピュアパレットの動画になると10万回にも届かないというシーンがありました。

あのシーンを見た時は1+1が無限大になることはないにしても、1+1が1より小さくことはないと思っていましたが、本当にそういう事態は起こり得るんですね。

投稿時期が違うとはいえ「みんなみんな」が「6㎝上の景色」の半分の20万回にも届かないのは予想外。「アイカツフレンズ」は主人公組が苦戦しているので、今後は挽回してくれることを期待しています。

 

百合姉妹は理想のフレンズ
ピュアパレットのあいねとみおと対照的に、ソロ曲とフレンズ曲の再生回数に差が見られないのが、リフレクトムーンのさくやとかぐや。外見がそっくりで、曲調も割と似ていることから、再生回数も似たところに落ち着きました。

将来的に再生回数はリフレクトムーンの「絆~シンクロハーモニー~」、さくやの「導かれて」、かぐやの「偶然、必然。」の順になるのではないかと思います。これにはかぐやも大満足。

商業的には何でもいいから人気が出て欲しいのが一番ですが、作品のコンセプト的にはリフレクトムーンの様な形が理想でしょう。とりあえず当面の目標は「目指せ再生回数100万回!」ですね。


それでは最後に「アイカツ」から「アイカツフレンズ」までのMVの再生回数をまとめたグラフを載せて終わります。

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