アニメごろごろ

楽しんで頂けたらツイートなどしてもらえると喜びます。

「この素晴らしい世界に祝福を! 復活のベルディア」この素晴らしい円盤特典に賞賛を


「このすば」の円盤特典として制作されたロックマン風のアクションゲームをプレイしました。「ロックマン」と「このすば」の愛がそこかしこから感じられる内容で、おまけとしてつけるだけなのが悔やまれる良作でした。このゲームは本当に細部まで丁寧に作られていて、確実に制作者は渡された報酬以上の仕事をしていたでしょうね。千円で販売すれば結構な本数が売れる気がするんですけど、ロックマンを真似ている為に著作権の関係で単体での販売は難しいかもしれません。

ゲームのシステムはロックマンシリーズと大体一緒で違いは、主にスキル発動に用いるMPが時間の経過と共に回復する点、スライディングの代わりにダッシュがある点。スキルはエリスを払い購入するものとボスを倒して入手するものがありました。購入するスキルはクリエイトウォーター、フリーズ、狙撃、スティール。ボスを倒して入手するのはアクアの花鳥風月、めぐみんのエクスプロージョン、ダクネスのMアーマー。

花鳥風月は元はギャグで使われているスキルでしたが、ゲームでは上空に打ち上げた大量の水が広範囲に降り注ぐ技になりました。周囲に何体も敵がいる時は花鳥風月、ミノタウロスなど硬い敵にはエクスプロージョンを使い分けると戦闘が楽に進みます。そしてダクネスのMアーマーという謎のスキルですが、これがゲームバランスを崩壊させる代物で気軽に遊ぶおまけのゲームでなければ、修正されて大幅に弱体化させられていたと思います。

このMアーマーの一体何が恐ろしいのかというと、カズマの受けたダメージを快楽に変換して回復するところにあります。回復アイテムを購入する生活とこれでおさらば。体力が少ない時はMアーマーを発動して針山に落ちればあっという間に元気になるんですよね。これを覚えてからは穴に落ちる以外で死ぬ事は滅多に起きなくなりました。発動中も自由に動けて通常攻撃も可能ですから、敵の攻撃を回避せず強引にステージを突き進む事も可能です。

ラスボスのベルディアもMアーマーの効果で苦戦せず倒せるので、ダクネスステージをクリアすれば後は楽になるんですけど、ここをクリアする為には花鳥風月とエクスプロージョンが無いと厳しいんですよね。西洋人形はこちらが攻撃した瞬間に回避行動をとる厄介な敵なので、頭上から大量に降り注ぐ花鳥風月が非常に有効。花鳥風月を連発しておけばターンアンデッドなんて無くとも西洋人形は退治していけます。

「復活のベルディア」はアクションが得意な場合は最初からダクネスステージを選択していけますけど、そうでない場合は難易度が低めのアクアステージかめぐみんステージを先に攻略した方が良さそう。ところでこのロックマン風のゲームをプレイしていて思ったんですけど、歳を取るとクリエイターと自分の年齢が近くなってきて、クリエイターが子供の頃に影響を受けた作品と自分の経験した作品が重なるのがいいですね。多分高校生には「復活のベルディア」に懐かしさなんて欠片も感じられない気がします。このクリエイターと原体験を共有する事は子供には得られない楽しみ方。大人は見るもの全てが新鮮に映らないですけど、こうした別の楽しみ方が得られるから人生は面白いですよね。