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「Re:ゼロから始める前日譚 氷結の絆」感想

円盤特典小説は非常に密度の濃い話、これが後何回かあると読めると思うと先が楽しみですね。最近発売した物語の本筋には関わらない日常のどうでもいい話が多かった短編集とは情報の質が雲泥の差、重要度で言えばEXと同じ位かそれ以上あると断言出来ます。何しろメインキャラの過去編ですからね。今からでも間に合うかは分かりませんが、ファンなら絶対に手に入れておいた方がいいですよ。

エミリアの過去編と聞いた時点で想像していた事なんですが、書籍版しか知らない読者には何の話をしているのか伝わらない箇所が目立ちました。WEB版を読んでいないと3割は分からないし、WEB版を読んでいても3割は分からない。氷像や黒蛇やギルティラウなんて書籍版しか知らないと何の話かさっぱりだと思います。未だに誰も知らないパックの正体が明かされた後に読み返すとまた印象が変わりそう。

色々と張られている伏線の中ではパックが雌だと大事な約束を果たせないというのが凄い気になっています。それにしてもこんな大事な話をそのうち入手不可能になる円盤特典にしていいんでしょうか。まあ大事な話だからこそ特典として付ける価値があるとは言えるんですけど。

「氷結の絆」は終焉の獣パックと四大精霊の調停者メラクェラの死闘も素晴らしかったのですが、一番の収穫はロズワール邸に招かれる前のエミリアの生活が見れた事ですね。これを読めばエミリアがサテラを名乗ってスバルを遠ざけようとしていた理由、スバルから容姿を誉められたエミリアの心境が深い部分で理解出来るようになると思います。それともう1つ良かったのはエミリアとパックの絆の深さが垣間見える場面で、それのおかげで3章以降にエミリアがパックと離れ離れになった時に受けた喪失感がどれだけ大きいのか感じられました。

村人から怖がられてしまう自分の顔がどんなものか見えないという恐怖を感じ、何時の日か歩み寄れると期待していた村人に裏切られてしまい、存在する事そのものが罪だと言われて命を狙われたエミリア。パックしか味方がいない状態でこんな酷い目に遭わされていれば、ハーフエルフでも半魔でもないただのエミリアを見ていたスバルに惹かれるのも頷けます。

今回名前が語られた四大精霊の調停者メラクェラ、通り魔ザーレスティア、石塊ムスペル、霊獣オドグラス。このうちザーレスティアとオドグラスの異名というのが、アニメでベアトリスがスバルに渡した本に書かれていた最も美しい死神と聖教の慈母になるのでしょうね。

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