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「Re:ゼロから始める異世界生活」OPに隠された伏線

鈴木このみさんの歌う「Redo」はこの物語の雰囲気に似合う最高の歌詞でしたね。ここからは映像に関して気付いた点を書いていきますが、ところどころにネタバレがありますから、WEB版を読んでいない場合はアニメが終わるまでは読まないように注意して下さい。

映像の序盤には不気味な何者かの姿がちらりと映されます。画像の右の方は耳が長い事からハーフエルフとされている嫉妬の魔女で間違いないと思います。この場面では嫉妬の魔女の他にも城や竜らしきものが映されました。


レムの側にスタンドの様に現れる幻影のラム。この演出はレムが尊敬心と罪悪感でラムから離れられずに依存している様子を表現しているのかなと考えていたのですが、この時の幻影のラムは眉毛が下がり心配そうな表情をしているので、これはラムが千里眼の加護でレムが何をしているのか見守る様子を表わしている可能性の方が高いかもしれません。


エミリアとは正反対の方向を向いているエミリアの影。正解かは分からないですけど、スバルと向かい合う方は今のエミリアで、影の方はスバルが死に戻りの前には救えなかったエミリアを示しているのはありそうです。スバルが救えずに何処かに消えてしまったから、影の方はスバルから離れる方向を向いているとかなら演出としては腑に落ちますね。それともまだ読者が知らないエミリアの秘密がこの演出には隠されていたりするんですかね。もしも影の向きについて思い付いた方がいたらコメントしてもらえると助かります。


他の方が指摘しているのを見て知った事なんですが、本来ならいるはずのレムがこの場面からは消えているんですよね。スバルとエミリアを中心にして回転しながら画面手前に映された時にはベアトリス、レム、ラム、フェルトの順なんですが、画面奥に映された時にはレムが忘れ去られてベアトリス、ラムの順に変わります。これは明らかに3章に現れる誰かさんの仕業ですね。


螺旋階段はキャラが回転する演出と同様にループを表現しているのでしょうか。特報PVでは絵画風に描かれた階段を登るエミリアの姿が見られましたが、スタッフは階段に何らかの比喩的な意味を込めていたりするんですかね。光り輝いている背景に螺旋階段なんて余計な物を加えると、当然画面の調和は乱れますからあれには意味があるとは思います。


主人公達の扱う武器が登場する作品は幾つも見てきましたが、主人公を殺す凶器が登場する作品は初めて見ました。「リゼロ」のOPは最初に出るのがお約束のタイトルロゴが中盤を過ぎたサビのところで出てきたり、主人公が暗闇を抜けてヒロイン達の待つ明るい場所に辿り着けたかと思ったら引き戻されて死んだりと、普通の作品ならやらないような演出が目立ちました。OPの最後がハッピーエンドで終らずにバッドエンドで終わり、最初に戻るのはとても「リゼロ」らしい。

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