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「ブラックブレットインタールードファッキュー」単行本感想

連載時から追っていたabuaさんの「インタールードファッキュー」がついに単行本化しました。
余談ですがabuaさんがpixivに載せている「無謀少女さやかソワカ」は超面白いのでお勧めです。先日感想を書いた「魔法科高校の劣等生よんこま編」や「あくちぇるわーるど。」といったスピンオフギャグ漫画は何作品か読んでいますが、この「インタールードファッキュー」程に原作やアニメの細かい設定をギャグに組み込んでいる作品は見たことがありません。

具体的には対巨乳組織カウンターおっぱい、時間差で対象を切断する木更の抜刀術、大事な時に作動しない司馬重工製品、天誅ピンクの服の構造、即効で退場した占部里津、ハミングバードの年齢とかの設定をきちんとギャグに使っているから恐ろしい。ハミングバードの年齢なんて「自分よりやや年上の少年と年下の少女の顔写真が二枚。それぞれ里見蓮太郎、紅露火垂とある」の部分でしか言及されていない気がするんですが…そんな読者もあまり覚えていないであろう設定を入れるなんて頭がおかしい。

「さやかソワカ」もそうなんですけどabuaさんは原作の設定を使って、その発想は無かったと思わせるギャグを作るのが超絶巧い。abuaさんが「ブラックブレット」を好きなのかは不明ですが、ファンに匹敵する位に読み込まないとこんな漫画は描けないでしょうね。私なんかよりも詳しいのは間違いないですね。

もりのほん先生が手掛けたコミカライズが原作小説一巻分しか進まず、一部のキャラしか出番が無かった代わりなのか、abuaさんはかなり先に登場するキャラまで出していたので嬉しかったです。こういうのって大抵はアニメ化した範囲のキャラしか出なかったりするんですが、原作最新刊のユーリャまで出すのだから驚きです。

「ブラックブレット」のEDから原作愛を感じる - アニメ見ながらごろごろしたい

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