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吸血鬼の肉体の謎を解明する

HELLSING 1 (ヤングキングコミックス)

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現代のフィクションにおける吸血鬼の特徴には以下の様なものが挙げられます。

不老不死の肉体、再生力が異様に高い、人間の血液を吸う、心臓に杭を打たれると死ぬ、ニンニクが苦手

これらの特徴をファンタジーなものとして原理を解明する事を放棄せず、生物学的な観点からどう解釈出来るのか考えてみます。まあ9割はネタで書いている記事なんで、その理屈はおかしいとか突っ込みはしないように。


不老不死の正体
不老不死と評される吸血鬼ですが、殺す方法があるので不死というよりは寿命が無い、又は人間の想像を絶する程に寿命が長いと考えるのが正しいのでしょう。寿命が無い生物はベニクラゲ等何種類か現実にもいますから絶対に無いとは言えません。

大半の生物は寿命という回避不可の自殺手段があるから種の存続の為に繁殖を繰り返し、その世代交代の過程で自然に進化し環境の変化にも対応していきます。これは種全体の存続の為には意味のある事ですが、逆にその進化を必要としなければ寿命は何百年あろうと問題は有りません。例えば人間は哺乳類の中では寿命が長い方ですが、これのおかげで様々な知識を得て技術を高めていけます。知能があろうと寿命が数年ではこうはならないと思います。吸血鬼もそれに近い生態なのでしょう。

吸血鬼は傷が短時間で完治するそうですが、これは既知の生物とは桁違いに速い細胞分裂による治癒ではないでしょうか。それだけ活動的な細胞ならエネルギーもかなり要るはずですが、そのエネルギーは何処から得ているのでしょうか。吸血鬼と呼ばれるのですから動物の血液から取り入れていると考えるのが自然。

血液は高栄養の上に液体ですから口に入れてから吸収迄の時間も短めです。これは細胞分裂を頻繁に行わなければならない吸血鬼には効率的な栄養源に違いありません。水分補給も兼ねていますしね。何だか日中絶えず飛ぶ代償に花の蜜を吸い続け栄養補給しないと生きられないハチドリみたいです。


血液こそ不老不死の要
さて再生力の高さが上記のものと仮定すると吸血鬼の弱点の解明も繋がります。血液は細胞が活動する為に必要な栄養等を運搬する役割を担っており、その大事な血液を全身に送り出す臓器が心臓です。ここに杭を打たれたらどうなるか。当然大量出血してしまいます。

吸血鬼自慢の治癒力により傷を塞げば出血だけは抑えられますが、もし心臓に杭が刺さったままだとどうなるか。杭が邪魔をして心臓は完治せず、全身に血を送れるだけの筋肉量が失われてしまえば、細胞は栄養や酸素を受け取れず壊死します。治癒力が高かろうとそれを行う細胞が機能しなければ意味が有りません。

この線で考えるとニンニクが苦手なのも説明可能。ニンニクには玉葱同様に赤血球破壊作用があるのですが、吸血鬼はこの作用を過剰に恐れているのではないでしょうか。血液の有り難みを人間以上に感じていると思われる吸血鬼なら有りそうな話です。ちなみに犬とかに玉葱を与えてはいけないという話がありますが、大量に摂取しなければ問題は無いのでそこまで気にする事ではないそうです。


いやー吸血鬼の謎にそれっぽい理由を無理矢理つけて説明しようと思えば意外と何とかなりますね。勿論現実味の無い穴だらけの理論ではありますが。こうした創作設定の質を数段上げて、それをさらに物語の形に落とし込むと話題の「ダンジョン飯」みたいな作品が作れるのでしょうね。あの漫画のモンスターの生態に関する設定の説得力が物凄いあって面白いので、ファンタジーと生物が好きなら高確率で楽しめると思います。

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