アニメごろごろ

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「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」感想

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劇場映画シリーズ第1作目
監督 本郷みつる


この作品の特徴は何と言っても日常的な場面の多さでしょう。
劇場版では魔法が出たり怪しい組織と普段の「クレヨンしんちゃん」にはまず見られない展開があります。それはこの「ハイグレ魔王」も同じなのですが、その日常と非日常の割合が他の作品とは異なります。ところどころ日常生活には見られない不思議な空気や空間が表現されていますが、この作品は上映時間の半分程度までは物語の舞台は現実世界となり戦いも何も無い。朝のラジオ体操や夏休みの前に注意事項を話す園長の姿といった物語的にはどうでもいいシーンが目立ちます。

この構成には何時も通りの日常を多めにすることでテレビシリーズの雰囲気を壊さない様にする意図があったのでしょうか。劇場版第1作目からあまりに戦いが多かったりするのはテレビシリーズと乖離し過ぎ、視聴者の求めるものから外れる恐れもありますから、それがどうなるか反応を見る為にその線はありそうです。「ドラえもん」や「名探偵コナン」なら劇場版で派手な事件を起こしたとしてもテレビシリーズでも似たようなことはやっているので、それの延長線上になりますが「クレヨンしんちゃん」はそうではありませんからね。

映像に関してはアクション仮面とハイグレ魔王の追いかけっこが魅力的でしたが、それ以外は後の作品よりは若干劣るかなという印象です。それと気のせいかも知れませんがBGMはテレビシリーズの流用が多々有り、劇場版の為に作られた曲というのは少なめだったかなと。劇場版のOPといえばクレイアニメーションによるものと記憶している方も結構いると思いますし、私自身そうだったのですが第1作目だけは普通の手描きアニメーションだったんですね。