アニメごろごろ

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「ガッチャマンクラウズ」は現代的な要素を取り入れたアニメ

Crowds ガッチャ盤(期間限定)

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ガッチャマンクラウズ」は最先端というか非常に現代的な作品。まずはスマートフォンで使えるアメーバピグTwitterが合わさったようなGALAXの存在ですね。GALAXは有事の際には問題を解決する能力を持ったユーザーが周囲にいるか検索して、それらのユーザーの協力を得て問題の解決を図ります。ネットを通じて様々な人と人とを結びつけることで問題を解決する。こうした光景は「東のエデン」でもありましたし、役に立っていたかは不明ですが「革命機ヴァルヴレイヴ」でもありましたね。現実においてもTwitterではこれと似たようなことが行われていました。

ガッチャマンクラウズ」はこの十数年前には無かった技術を物語に取り入れ、それが社会に与える影響まで描いているところが現代的だと思います。VRMMOだとか軌道エレベーターといった近未来でなければ実現出来ないような技術ではなく、もっと現代に近い技術を用いているというのは珍しいですね。

では次にこの作品が現代的だと感じるもう一つの理由を述べていきます。それは「ガッチャマン」というヒーローものを題材にした上で、そのヒーローの存在を否定しているところです。近年は魔法少女ものなのに希望がなく重くて暗い「魔法少女まどかマギカ」やヒーローを職業としているおじさんが主役の「TIGER & BUNNY」や勇者が魔王と手を組む「まおゆう魔王勇者」など、多くの視聴者が幼少期に見ていたであろう魔法少女ものやヒーローものの定番を逆手にとった作品が注目されています。

TIGER&BUNNY 公式ガイドブック  HERO gossips

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視聴者が慣れ親しんできたお約束を裏切ることで意外性と話題性を与える。「ガッチャマンクラウズ」はそれをしっかりと押さえています。長い年月を経て構築されてきた子供向け作品のフォーマットを利用した邪道な作品、そしてその邪道の意味を理解出来るだけの知識を持った視聴者。この両方があるからこそこれらの作品は生まれたと言っても過言ではないでしょう。

ネット社会の理解とアニメや特撮の知識があってこそ楽しめる。「ガッチャマンクラウズ」はネットを使ってコミュニケーションをとるのが当たり前で、動画サイトなどの影響でアニメを見る人達も増えてきている現代ならではの作品だと思います。言いたいことがあったんで勢いで記事を書いてみたけど、正直説明不足過ぎたかなという気がします。