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最弱プリキュアのキュアブロッサムは最後まで最弱だった

ハートキャッチプリキュア!【1】 [DVD]

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プリキュアシリーズでは一つの作品に出てくるプリキュアは全員同程度の強さを持つという場合が多いのですが、「ハートキャッチプリキュア」ではプリキュアの強さにはばらつきがあります。ベテランのムーンライトと武道を学んだサンシャインは強キャラ扱いなのに対し、戦闘経験の少ないマリンとブロッサムは敵幹部から弱いと言われ、強さに序列をつけると以下の様になります。

ムーンライト>サンシャイン>マリン>ブロッサム

この中で一番弱いキュアブロッサムが最後まで最弱のままだったのが印象に残りました。最終回の一話前にあるプリキュアVSデューンでは全体として見るとプリキュア側が圧していますが、個別に見ると圧してるのはムーンライトとサンシャインだけです。マリンが割と拮抗していてブロッサムに限って見るとデューンに思いっきり蹴り飛ばされる、攻撃の殆んどがデューンに防御される、ムーンライトに助けてもらったりと全然活躍していないんですよね。

精神面では成長していますが戦闘面では最後まで最弱のプリキュアを貫かせ、その最弱っぷりを言葉ではなく映像で視聴者に魅せてくれた制作陣の仕事が素晴らしいですね。あと「ハトプリ」の演出で良かったと感じたのは、クモジャキーと激しい戦いを繰り広げたマリンの髪が乱れていたところ。これによって流血させたり服を破損させることでキャラの受けたダメージを表現出来ない女の子向けアニメの弱点を見事に克服していました。